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写真救済サミット
ハートプロジェクト鶴見市場の大久保さんと写真救済サミットに参加してきました。
詳細は以下の通りです。

日時:12月1日(木)13時~17時半
場所:富士フイルム仙台ビル
主催:富士フイルム株式会社 写真救済プロジェクト
テーマ:写真救済活動の課題と今後~返却率向上施策
参加者:各地域の写真洗浄活動リーダー
参加地域:
[岩手県]宮古 山田町 釜石 大船渡
[宮城県]気仙沼 女川 七ケ浜 東松島 (名取)閖上 岩沼 山元町
[福島県]新地
[東京都]ハートプロジェクト りす会 3331ArtsChiyoda 東京藝術大学
[神奈川県]みなとみらい 三菱重工株式会社 MM思い出返し隊


先ずは、写真洗浄団体の繋がりを築く貴重な機会を設けて頂いた、
富士フイルムの皆様、ありがとうございました。
おかげさまで大変勉強になりました。
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このサミットでは各地域の代表者達に活動体制や返却状況、
現在直面している問題等を報告して頂き、
全体で情報を共有し、今後起こりうるであろう課題を踏まえ、
有効な手段があるか、またどのようなかたちで協力できるかを話し合いました。

写真の返却についての話では、
泥だらけでも返ってきて欲しいと仰る方、
綺麗になっていたからこそ受け取れた方、
見ることにも耐えられない方、
と様々で持ち主に戻ったから一概によかったと言える程、
単純ではありませんでしたが、
手元に返ってきて喜ばれる方が多いということを聞くことができました。


各地域の取り組みの中で個人的に印象に残ったのが、
山田町のアルバムカフェで、社会福祉協議会が、
仮説住宅を回る移動カフェを始め、
洗浄した写真の展示をしながら、
傷ついてしまった写真を綺麗に加工する機会を設け、
カフェで住民のコミュニケーション作りを目的とされたものです。

これは被災地の方々にしかできないことだと思いました。
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写真のデジタルデータに関する話し合いの際、
震災直後、津波に流されたPCやデジタルカメラ、携帯電話には、
"写真が入っている"という認識が殆どなかったそうです。
思い出の品としてはデジタル機器が1台も回収されなかった地区もあるようで、
意外にも現像された紙の写真より、データが主流となってきた、
10年前頃からの写真の方が残せなかったようです。

被災地では各地域毎にも様々な事情があり、
展示場所の確保、管理担当者の雇用問題、
活動予算、行政との連携、住民の協力等、
一言では片付けられない複雑さを抱えていました。

その中で、共通課題として挙げられたのは、
長期的に写真を残していくという保管の問題、
膨大な写真からいかに持ち主の写真を探しやすくできるか、
ということでした。

写真洗浄活動は数年から数十年を見越して、
続けていかなくてはなりません。
そのためには多くの方の協力が必要になる筈です。

自分にできることを改めて考えます。
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(集合写真は山元町派遣隊の溝口様よりご提供頂きました。元記事はこちら


二宮さんのご報告です
by heart-project | 2011-12-24 19:15 | 活動のご報告